浙江省杭州市のマンションで窃盗事件が発生した。犯行時、被害者の女性は家にいたが、眠っていて気が付かなかったそうだ。犯人は被害者の女性に「熟睡し過ぎ!」とメモを書き残していったという。
被害者は杭州五聯西苑に住む22歳の女性。安徽省安慶市の出身で一人暮らしをしていた。20日夜、家に帰った女性は、疲れていたため、ドアの鍵をかけるとすぐに眠ってしまったそうだ。深夜1時ごろ、携帯電話の呼び出し音に起こされるまで熟睡状態だった。
電話は銀行のクレジットカード部門からで、「カードの利用可能残額の問い合わせがあったが、問題はないか?」という連絡だった。女性はこのときようやく泥棒に入られたことに気付いた。バッグ、ノートパソコン、現金、クレジットカードなど、金目のものがすべて盗まれていたのだ。
女性の通報を受けて駆けつけた警察官によれば、女性の家は4階で、犯人はドアの鍵を開けて進入したとみられている。女性の家のドアは古いもので、簡単に開けられるタイプだそうだ。またマンションの1階で、犯人が置いていったとみられる女性のバッグが発見された。
バッグの中には社員カードや会員カードのほか小さなノートが入っていた。これらはすべて女性のもので、ノートには犯人が残したメモが挟まれていた。メモには「夜寝るときはきちんと戸締りをしなさい。君は熟睡し過ぎだよ。使わないものは返す。一人でやっていくのは大変だ。私も食べていかなきゃならない。許してほしい」と書かれていた。このメモは窃盗事件の証拠品として警察が押収、保管しているということだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)