米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】庭に置いたバスタブでワニを飼い、ひな鳥を与え続けた男が逮捕。(フロリダ州)

このほどフロリダ州で、自宅の庭にて1年間もワニを飼っていた男が逮捕された。バスタブの中というから、まるでカゴの中の鳥のような状態。ワニには日々ひな鳥がエサとして与えられていたそうだ。

フロリダ州インディアンリバー郡はベロビーチに暮らすひとりの男が、法律で禁じられているワニの飼育を1年にわたり飼っていたため、このほど逮捕された。彼は自らを“動物を愛する心優しい男”であるかのように弁明しているが…。

インディアンリバー郡保安当局にある日、庭でワニを飼っている家があるとの通報が入った。出向いたところその庭にはバスタブが置かれており、中に1匹のワニを発見。「フロリダ州魚類野生生物保護委員会(Florida Fish and Wildlife Conservation Commission)」が認めた飼育許可証を持っていないことから、トニー・ウェルズという32歳の飼い主を緊急逮捕した。

ところがウェルズは取り調べに対し、「僕がこの家に引っ越して来た時、ワニはすでに庭に棲みついていた」と弁明。ワニを飼ってみたくなって違法に購入した、あるいはどこかで捕獲して連れてきたということではなく、「目の前にお腹を空かせた動物がいるから、エサを与えていたという感覚です」と主張したのだ。

ところがワニは肉食動物であることから、「何を与えていたのか」と当局が尋ねると、ウェルズはアッサリと「ひな鳥ですよ。ただのひな鳥」と答えている。これのどこが“動物を愛する心優しい男”なのか。危険な動物を見つけた人は、当人や地域の安全のためにも警察や保健所などに直ちに連絡する義務があるが、それを怠っていることからウェルズの言い訳はまったく通用しなかった。

洋の東西を問わず、いわゆる“エキゾチックアニマル”を自宅でこっそりと飼おうとする者はあとを絶たないが、入手して販売しようとする側も購入して飼育しようとする側もバレれば即逮捕。法律に反した行為として扱われ、「厳重注意」で済むことはないという。ちなみに15日には家宅捜索も行われ、これによりウェルズの知人と思われる女性1人が逮捕されている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)