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女子中学生2人が、クラスメイト3人の水筒に毒性のある化学物質を混入し、水筒の水を飲んだ2人が下痢や嘔吐を訴えて病院へ運ばれていたことがわかった。『自由時報』が伝えた。
警察によれば、事件があったのは高雄市にある中学校。加害者の2人は今年3月、化学の授業時に実験で使用した硫酸胴と硫酸亜鉛を持ち出した。4月3日午後、体育の授業でクラスメイトが教室にいない時間帯を見計らって、3人の女子生徒の水筒に化学物質を混入した。
教室に戻った3人はそれぞれ水筒の水を飲んだが、1人は味がおかしいことに気付き、一口飲むとそれ以上は飲まなかったそうだ。しかしあとの2人は気付かずに飲んでしまい、吐き気、腹痛を訴え病院へ運ばれたという。2人はその後も蕁麻疹、肝機能障害、パニック障害などの症状が続いており、現在も通院している。
調べに対して、加害者の2人は「卒業旅行の際に3人のうちのひとりと口論になり、そのことをフェイスブックに書かれてむかついていた」と供述。硫酸胴と硫酸亜鉛については事前にインターネットで調べており、「少量なら下痢をおこすだけだと思い、懲らしめてやるつもりだった」と話している。
8月7日、加害者の2人は傷害及び殺人未遂の罪で書類送検された。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)