発酵した梨を食べた野生のリス、酔って放心状態に(米)<動画あり>
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子供専用電話慈善グループ『チャイルドライン(Childline)』の北ケープ州所長らが、南アフリカのある高校の視察を行った。所長らの目に飛び込んできたのは、信じがたい教育現場の実情であった。給食の時間になると、生徒らはバケツに入った食事に群がり、手づかみで食べていた。この高校ではさらに生徒が恐れる体罰部屋の存在も発覚、南アフリカのすさんだ学校事情が明らかになった。
給食時間になったとき、男子生徒数名がバケツを持って校庭にやってきた。バケツの中には茶色いスープのようなものが入っていたという。通常ならば教室の机に座って食べるはず。しかしチャイルドラインの人々が見守る校庭で、生徒たちはバケツに群がるとスプーンまたは手ですくってその場で食べ始めたのだ。
学校側の話では食器が不足しているためやむを得ないとのことで、バケツから直接食事をするという形式はすでに5年以上前から行われているという。結局、視察を行った2日間とも、生徒たちは金属製のバケツに入った給食に群がって食べていたのである。
ひどいのは給食だけではない。学校の周りには下水の悪臭が立ち込めている。また先生や生徒同士による体罰や言葉の暴力なども日常的に行われており、生徒は「A9」と呼ばれる体罰部屋の存在まで証言した。これらの状況に関して、チャイルドラインのカウンセラーたちは教師に事情を聞こうとしたが、教師は会話を拒否するように隠れてしまったそうだ。
地方に行くほど学校の運営資金が乏しく、それゆえに教育の質も低下するというのが、現在の南アフリカにおける教育現場である。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)