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9日、台湾―フィリピン間の洋上で台湾漁船がフィリピン沿岸警備隊に銃撃され乗組員1人が死亡する事件が発生した。この事件を受け、台湾で働くフィリピン人たちの間に不安が広がっているという。『蘋果日報』が伝えた。
事件があったのは台湾とフィリピンの双方が排他的経済水域を主張する海域で、漁船船長らの話によると、フィリピンの警備隊は警告をすることなく突然発砲したという。台湾総統府は11日、フィリピン政府に対し謝罪及び賠償、事件の調査、事件関係者の処罰を要求。14日までに回答が得られなければ、労働者受け入れ凍結などの措置をとるとの姿勢を示した。
こうした台湾とフィリピン間の緊迫した状況を受けて、在台のフィリピン人労働者たちの間に不安が広がっている。内政部の統計によると、現在台湾で働くフィリピン人労働者は約8万7000人で、全外国人労働者の約20%を占めている。現地メディアの取材に対し、フィリピン人労働者の女性らは流暢な台湾語で「台湾人は良い人たち。(フィリピン)政府は頭がおかしくなったんじゃないか」、「軍人が漁師に銃を向けるなんて間違っている」、「私たちはただ純粋にお金を稼ぎたいだけ。こんなことになって私たちが攻撃を受けるんじゃないか心配」と話した。労働者受け入れ凍結の制裁対象は新規申請分だが、すでに台湾で働くフィリピン人たちは、台湾の人々の怒りの矛先が自分たちに向けられるのではないかと不安を募らせている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)