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南アフリカの西ケープ州で今年の2月、HIV検査の受診キャンペーンが行われた。1万ランド(約11万2000円)の現金が5人に当たると宣伝されたこの企画、賞金が功を奏したのか4000人以上も参加者がいた。
キャンペーンは2月4日から22日まで、西ケープ州にある自治体とケープタウン市内の2自治体内に住む人を対象にHIV検査を促すもので、4001名が検査に参加した。4月8日、西ケープ州州長ヘレン・ツィレ氏はHIV検査のキャンペーンに多くの人が参加してくれたことに感謝を述べた。
特に顕著だったのは、検査を受けた男女の割合がほぼ同じだったこと。通常のHIV検査の内訳では女性のほうが多く、30%の男性に対して女性が70%といった調査結果が出ているが、今回は男性の参加者が多かった。また全体の17%はHIV検査を初めて受ける者だった。
また、もっともHIV感染の危険が高いといわれている15歳から44歳という年齢の参加者は、全体の4分の3であった。ヘレン氏は「今回のキャンペーンはHIV検査をしてもらうことが目的。検査を受けない人が多い中、今回のキャンペーンで検査を気軽に受けてもらえればいい」と述べている。南アフリカのHIV感染率は世界でも群を抜いて多く、国連の2011年度の調査によると世界全体で3100万人がHIVに感染しているうち、南アフリカは560万人が感染している。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)