9月12日、男子学生が逮捕された。逮捕の理由は『公務執行妨害』。試験を受けたくないという理由で偽の被害届を警察に提出したのだ。

南アフリカのケープタウン警察当局によると、この男子学生（19）がケープタウン中央警察に駆け込んだのは9月12日のこと。学生は同日、ケープタウン市街地で4人組の男に銃を突きつけられたので被害届を出したいという。盗まれたものは携帯、現金、銀行カードで、従わないと殺すと脅されたと訴えた。強盗の1人ともみ合いになったものの、運よく逃げて警察へ駆け込んだと説明している。

ところが警察官が調書を取った後、学生は自分がウソをついたことを警察に告げた。彼は「試験用紙の提出日が今日なのだが、できていない。警察に被害届を出して『事件番号』を学校に提出したら試験を免除してもらえると思った」と虚偽の被害届であったことを認めた。この学生の自作自演の強盗事件により貴重な勤務時間を妨害されたとして、警察は学生を公務執行妨害で逮捕した。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）