6月末、台湾では多くの学校で終業式が行われたが、大掃除中に生徒が転んで頸椎を損傷する事故が起きた。生徒は教員の指示で、裸足で雑巾がけをしていたという。

事故があったのは台中市北新中学校で、教室の掃除をしていた中学1年生の男子生徒が誤って足を滑らせ転倒した。病院の診断によれば、頸椎損傷により手足が麻痺した状態で、今後下半身が不随になる可能性があるそうだ。

事故当時、学校では今年度最後の大掃除が行われており、クラスの担当教員は生徒たちに裸足で床の雑巾がけをさせていたという。事故後、病院を訪れた校長は「安全管理が行き届いていなかった」と過失を認め、生徒の家族に謝罪した。

しかし、担当教員が病院を訪れたのは事故発生後3時間が経ってからで、生徒の家族は「誠意が感じられない」と怒りをあらわにしている。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）