身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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12日午前6時頃、台中市の路上駐車場でタクシー運転手の男性が車内で血を吐いて死亡しているのを通りがかりの人が発見した。この運転手は自分が末期がんだと知りながら、仕事を続けていたという。亡くなる直前の午前2時過ぎに、本部から連絡を受け、客を乗せに行ったきり帰らぬ人となった。
台湾メディア『自由時報』が伝えたところでは、この男性(47歳)は台中市のタクシー会社「霹靂車隊」に属する運転手で、以前は嘉義県に住んでいたが、隣人とのトラブルが傷害事件に発展し裁判沙汰になったことから、家族に迷惑をかけないようにと離婚。妻と5人のこどもを嘉義に残し、台中市にアパートを借りて生活費を稼いでいたそうだ。
男性の元妻の話では、男性は1年ほど前から咳や胸の痛みを訴えるようになり、半年前に病院で検査をしたところ、肺に悪性の腫瘍があることがわかったという。
男性の月収は約4~5万元(約10万~13万5000円)だったが、家賃や生活費、家族への仕送りでほとんど残ることはなかった。さらに最近の電気代、ガソリン代の大幅値上げが家計を圧迫。男性は治療にかかる費用や時間を惜しみ、限られた命で少しでも多くお金を稼ごうと決めたようだ。
男性について同僚は、「毎日毎日痛みを我慢して必死に働いていた」と話す。末期がんでも働かなければならない格差の現実を突きつけられた社会。その悲しみの矛先は馬政府に向けられた。今年1月に続投が決まった馬英九総統だが、5月20日の就任式を前に、国民からは投票を後悔する声も漏れ始めている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)