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台湾高雄市左営区にある中学校で、今年1月、1人の教師が肺結核に感染していることがわかった。教師は現在、隔離治療を受けているが、衛生管理機関がこの教師の授業を受けた学生の検査をしたところ、51人の学生に感染していることがわかり、保護者たちが学校側の衛生管理に抗議の声を上げている。
この教師は、昨年9月から発熱や咳などの症状が続いていたが、マスクを着用せずに教壇に立っていた。学生の多くが「衛生的でない」と感じていたという。保護者たちは、「風邪を引いたらマスクを着用するよう学生に指導するのに、教師はなぜ着用しなかったのか」と学校側の衛生管理に対する指導に疑問を感じている。
教師は感染症状が現れてからの4ヶ月間、5クラスで授業を行っており、その180人の学生の内51人から結核菌が検出された。発病はしていないため、学校に登校することはできるが、9ヶ月間の投薬が必要となるそうだ。現在、衛生管理機関及び教育機関が介入し、学校側の指導方針について調査を進めている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)