アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】日本人の男がタクシー運転手を殴打。同乗の有名タレントに「芸能界追放」の声。(台湾)

3日早朝、台北市内でタクシーに乗った男が運転手とトラブルになり、運転手を殴る蹴るなどし重傷を負わせる事件が発生した。事件当時タクシーには、台湾で活躍中の日台ハーフタレント、Makiyoさん(本名:川島茉樹代)が同乗しており、事件後そのMakiyoさんに対し「芸能界追放」の声があがっている。

事件は、東京都内でバーなどを経営しているとされる日本人の男、友寄隆輝容疑者(34)が、台北市内でタクシー運転手を殴打し重傷を負わせたとして逮捕、出国禁止処分とされたものである。

事件後開かれた記者会見で、Makiyoさんは「社会を騒がせた」と謝罪し、運転手への暴行については「運転手の態度が悪く、やりとりの際に運転手が自分の胸に触れたため、(友寄容疑者が)かっとなって殴ってしまった」、「言葉がうまく通じなかった」などと説明し、相手を訴える意思があることを明らかにした。

これに対し、被害者側の主張は「(友寄容疑者が)シートベルトの着用を拒否したことから口論になった」というもので、全く異なる。台湾では2月1日から後部座席のシートベルト着用が義務付けられているため、運転手は友寄容疑者たちにベルトを着用するように話したが、拒否されたので車を降りてほしいと頼んだことから口論になったのだという。また、目撃者の証言からは、友寄容疑者らが重傷の運転手を置いて別のタクシーに乗り換えて移動したこともわかっている。

こうした報道を受けて、フェイスブックには「反Makiyoファンページ」が開設され、すでに8万人を超えるユーザーが「いいね!」を押して賛同しているほか、ネットユーザーからは、「台湾で十数年も仕事をしていて、通訳なしでテレビにまで出ているのに言葉が通じない?」、「胸を触られたなら警察やタクシー会社に通報すればいいだけでは?」など、記者会見でのMakiyoさんの発言に対する疑問や、芸能界引退を望む声などが多くあがっている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)