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タイ中央部のとある寺に、死後3か月経過した今も全く腐敗することのない乳幼児の遺体が安置されており、そのご利益にあやかろうとする参拝者があとを絶たないそうだ。
腐敗しない乳幼児、ピーラパットちゃんの遺体が安置されているのは、タイ中部ナコーンパトム県バーンヤーン区のノーン寺である。
ピーラパットちゃんは3か月ほど前に、病気によって1歳2か月で亡くなってしまったが、何日たっても遺体がまったく腐敗することなく、臭いも発生しなかった。また、ピーラパットちゃんは死後、母親の夢に度々でてきて「寒いよ」と告げたという。そこで母親はピーラパットちゃんをお寺に安置することにしたのだ。
遺体が腐敗しないという不思議な噂を聞いて村人は、それは非常に霊験あらたかだとして、ノーン寺へ参拝に訪れた。そして、タイ社会に広く普及している宝くじの願掛けをしたところ、実際に多くの村人が当選したのである。
これはまさにピーラパットちゃんのご利益によるものだとして噂が広まり、今では他村からも参拝客が多く訪れて、まるで眠っているかのような安らかな遺体に願掛けをしているという。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)