18日午前3時、台湾高雄市で男が窃盗目的で民家に侵入する事件が起きた。男は侵入時玄関を開けたままにしていたため、巡回中の警官が不用心に思い、注意を促そうと家に入り鉢合わせになった。男は、警官が入ってきたことに気付くと冷静に家主を装ったという。

警察の調べによれば、窃盗犯は前科のある33歳の男で、この日は民家の玄関をこじ開けて侵入した。そして、後から入ってきた警官に気付くと家主に成りすまして「家の者ですが何かありましたか？」と尋ねた。警官がきちんと戸締りをして泥棒に気をつけるよう話すと、男はお礼を言い「泥棒はけしからん」と罵ってみせた。

しかし、男が警官を送り出そうとした際、警官は男が両手に手袋をはめていることに気付き、不審に思い逮捕した。なぜ逮捕されたのか分からない男は「私は家主だ」と叫んだが、警官が上の階を見てみると本物の家主が眠っており、男が窃盗犯であることが確認された。眠っている間に事件が発生し、解決した家主は「南無阿弥陀仏」と唱え警官を拝んだという。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）