アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】飼い犬をトランクに入れたまま6ヶ月ノルウェーへ行った精神疾患の女性が逮捕・・・裁判所前で愛護団体が猛反発。(南ア)

「愛犬を車に閉じ込めて6ヶ月間も過ごすことができるなんて、どういう神経なの!」「どうしてそんなひどいことができたのか、きちんと説明してもらいたい!」と集まった群衆は憤っている。7月11日、ケープタウンのケンプトンパークにある裁判所に降り立ったマルガリータ・ラスブリッジは何も言わず、弁護士に守られるように裁判所へと入っていった。一方、弁護士は「彼女を放っておいてくれ、警察を呼ぶぞ。」と喧嘩ごしに息巻いた。

ラスブリッジは動物虐待の罪で逮捕された。昨年、ラスブリッジは南アフリカのヨハネスブルグにあるORタンボ空港に車を停め、その中に彼女の愛犬ダックスフントをトランクに入れたままノルウェーへ旅行、そのまま6ヶ月帰ってこなかった。ダックスフントはトランクの中で飢え死にした。

ラスブリッジは終始「精神的に病んでいる」と押し通し、監視の下、仮釈放されていた。7月11日午後、動物愛護団体や動物解放運動の人々が裁判所前に押しかけた。人々の主張は「飼い犬は家族同然、人間が血を流すとき、動物も血を流す。人間が飢えるなら、動物も同じように飢える。」というもの。自分の子供をトランクに入れて放置したというニュースなら、もっと多くの人が憤っているはずだと主張している。

そして弁護側の意見はというと「ラスブリッジはノルウェーで精神科病院に半ば強制的に収容されていた。6ヶ月間外に出ることができなかったため、帰国もできなかった。」とのこと。ラスブリッジはノルウェーの精神科医に診断してもらい、さらにイギリスでも診断してもらったそうだ。その結果、二人の精神科医が出した答えは『妄想型の統合失調症』だった。

これに対して裁判所は弁護側の主張を却下、南アフリカにある精神科病院にラスブリッジの診断をしてもらった結果、裁判を再開することとなった。

動物を家族として迎える際には、それなりの責任をもってもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)