26日、高雄市鳳山区で開かれている黄昏市場でVOLVO車が6台の車、14台のバイクに衝突し、1人が死亡、20人が重軽傷を負う事故が起きた。警察は運転していた男性がブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性が高いとみて捜査を進めている。

警察の調べによれば、運転していたのは高雄市鳳山区に住む男性（67）で、妻と一緒にVOLVO 960で黄昏市場に行き、買い物を終えて発進したところで市場を200メートル暴走。交差点に停まっていた4台のトラックにぶつかってようやく停止した。

この事故により、夫とバイクで買い物に来ていた女性（58）が頭をひどく打って死亡したほか、家族で買い物に来ていた男性(49）が太ももを骨折、その妻（36）も脳内に出血が見られ危険な状態が続いている。

運転していた男性は、自身に心臓病があることを訴えていたが、事故当時男性が車を降りて保険会社に連絡していたことから、警察は心臓病の発作があった可能性はないとみており、男性がブレーキを踏み違えたか車に問題があった可能性の双方から調べを進めている。

記者にもアクセルとブレーキを踏み間違えてヒヤリとした経験がある。幸いすぐに気付いて事なきを得たが、それでもしばらく動揺がおさまらなかった。これだけの惨事を招いてしまった男性。しかし、事故後すぐに保険会社に連絡するという冷静さを見せている。その冷静さが事故の瞬間に働いてくれればどれほどよかったか。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）