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南アフリカのケープタウンにある観光名所といえば『テーブルマウンテン』。そのテーブルマウンテン国立公園でケープタウン大学の動物学者によって発見されたのがこのゴキブリだ。
このゴキブリが2010年度の新種トップ10に選ばれたことが5月26日発表された。
発見されたのは2009年、動物学者マイク・ピッカー氏によると「このゴキブリは後ろ足がとても強靭でジャンプもパワフルだ」と述べている。
見た感じでは小さな茶色のバッタのように見えるが、頭から飛び出た大きな目、高いジャンプをする際に必要な触覚などが特徴で、1センチほどの小さな体でバッタ並みの大ジャンプをする。
名前は『Saltoblattella montistabularis』、Saltoblattellaはラテン語で「小さなジャンプするゴキブリ」、montistabularisは「テーブルマウンテン(Montis Tabularis)」からつけられたものだという。簡略化した呼び方では『リープロッチ(leaproach)』と呼ばれている。
いくら新種とはいえ、家の中で棲息されると非常に迷惑だ。山で生活していてもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)