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警察学校の教官が規律にうるさいのは万国共通のようだが、やりすぎると叩かれるのも万国共通だ。ある警察学校では男女関係なく剃髪をしたところ、ある女性が日差しの強さで頭部を火傷してしまった。
南アフリカのクワズール・ナタール州にあるウルンディ警察学校では、ある教官が1月に警察学校生徒たちに剃髪を強制した。3日もしないうちにある女生徒(27)の頭部に重度の日焼けが見られ、医師による診断が必要となったことが2月3日に明らかになった。
女生徒の父親は、娘の頭部が明らかにただれており医師に診せようとしたが、女生徒は警察の健康保険にまだ加入しておらずお金がかかるということで診断を拒否しているそうだ。
警察関係者によると「男性警察官は髪を短くするよう言われているが、女性に関しては仕事に支障が出ないよう短いほうがいいという程度の言い方であって、どこまで短くするかは女性たちの判断で行われている。」さらに、「警察学校生徒は警察官の帽子を支給されていないので、今回のことも可能性として考えられたはず。」として、この教官の暴走行為を非難している。
剃髪を強制した警察学校教官は、女生徒らが剃髪を拒否すると『肉体労働訓練』という懲罰を与えると脅していたこともわかっている。
教官は業務上過誤として教官の地位を追われ、同地域の警察署勤務となった。現在、火傷を負った女生徒のために生徒らは診察代を寄付しあっているそうだ。
南アフリカの真夏の太陽を甘く見てはいけない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)