米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】アイスクリームトラックで玩具の銃を売るな。地域団体が法案作成求める。

ロサンゼルスの地域団体は、アイスクリームトラックでの銃の玩具販売を禁止するよう求めていく意向を明らかにした。KTLAニュースが18日伝えている。

アメリカではアイスクリームトラックといって、アイスクリームをはじめとする菓子類や飲み物を移動販売するトラックが人気だ。住宅街や学校のそばでは、子供たちがその車に群がる風景を見かける。

だが父兄たちによると、食べ物の他に玩具のピストルを売るトラックもあるという。中には、ペレットガン(空気銃)を売っていたという親の証言もある。

地域団体は「玩具の銃と本物の銃の見分けもつかない小さな子供が身近に銃に触れる機会を増やし、銃社会の犠牲になる恐れがある」として、チャッツワースのグレイグ・スミス市議を通じてビヤライゴサ・ロサンゼルス市長に玩具の銃の販売禁止措置を求めていく。

事の起こりは13歳の少年がロサンゼルス市警の警官に撃たれ負傷した事件。16日晩、パトロール中の警官がグラッセルパーク付近の暗い通りで3人の少年を見かけ、質問をしようと近づいたところ、3人はその場から逃げた。2人は制止を求めた警官の声で立ち止まったが、残る1人が路上駐車の車の陰に隠れた。近づいてきた警官にペレットガンを向けたため、反応した警官に撃たれた。

後の調べで判明したことだが、3人はペレットガンで撃ち合って遊んでいたという。撃たれた少年は13歳、他2人も13歳と14歳だった。このペレットガンは、ベレッタ拳銃をデザインしたもので、暗がりでは十分本物と見間違える出来栄え。さらに、少年の体格も身長170センチ、体重90キロほどで、子供には見えなかったと、撃った警官は証言している。
(TechinsightJapan編集部 あきながまさこ)