アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】今や幻の一品!若き政治家とコラボされたトイレットペーパーが720円で落札。(南ア)

「shoot the boer(ボーア人(白人)を殺せ)」と歌ったり、BBCレポーターに罵声を浴びせたりと、お騒がせなANC青年同盟の党首ジュリウス・マレマとトイレットペーパーのコラボレーションがオークションに出た。

シートの全てにマレマの顔がプリントされている2枚重ねのトイレットペーパーが1ロール61ランド(約720円)で落札された。落札者の満足感とは裏腹に、保守的なANC青年同盟は苦い思いをしているようだ。このオークションのウェブページはすぐに削除された。オークションサイト『Bid or Buy』の最高責任者は「このような製品がオークションにかけられているのは知らなかった。中傷のたぐいは当社としても賛同できないので、すぐに削除した。」と述べている。

一方、マレマはどこ吹く風。「こんなことで煩わされたくない。政治活動ともANC青年同盟とも関係ないので、好きに書いてもらって結構。」と述べているそうだ。

マレマとのコラボレーションはこれが初めてではない。以前、実業家がマレマのマグカップを製造、一儲けしたようだ。また、グリルチキンで有名なレストランチェーン「ナンドス(Nando’s)」も”ジュリウス”という名の指人形を作成している。このジュリウスはズマ大統領のヒザをイメージしていたらしく、選挙期間中にCMでも流された。もちろん保守的なANC青年同盟側はこのジョークを流すことはできず、「ナンドスとそれに関係するもの全てに対して宣戦布告をする」とまで言い放った。

ちなみにこのトイレットペーパーは「マレマのカックペーパー(kakpapier)」と呼ばれた。「kak」とはアフリカーンス語で「大便」という意味で、こちらでは”Fワード”のように使われている。このペーパーで南アフリカの治安の悪さや政治汚職なども拭い去ってもらいたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)