メルボルン発ロンドン行きのカンタス航空の旅客機で、1人の男が飛行中に突然叫び出し、他の乗客をパニックに陥れるという事件が発生した。

この23歳のイスラエル人の男はまず、エコノミークラスは嫌なのでビジネスクラスに席を変更して欲しい、またはパイロットの隣に座らせて欲しいなどと要求したという。
当然その要求は断られたのだが、すると男は、ここで降りるからドアを開けると言い出した。更には「ドアを開けることは神の意志だ！」「俺は自殺する！お前達もみんな死ぬことになるんだ！」などと騒ぎ始めたという。

だが男はすぐに客室乗務員達に取り押さえられ、席に拘束されることとなった。
その後、男の身柄は中継地の香港で警察に引き渡された。現在は香港の病院で診察を受けているという。

事件発生時は就寝時間であったため、眠っている乗客も多かった。
中には一部始終を目撃しパニック状態に陥る人もいたが、客室乗務員の素早い対応もあり、幸いなことに大事には到らず、怪我人も出なかったとのことである。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）