発酵した梨を食べた野生のリス、酔って放心状態に(米)<動画あり>
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南シナ海を北上する台風13号の影響で、21日から22日にかけて記録的な豪雨に見舞われた台湾。東部の蘇澳から南澳へ続く蘇花公路では崖崩れが起き、中国からの観光客19組を乗せた32台の観光バスが動けなくなった。道路に孤立した430人は、空から救助活動が行われた。また、広東からのツアー客19人と台湾人ガイドと運転手が乗った創意旅行社のバスと、弘泰旅行社のバスに乗っていた北京からのツアー添乗員の女性と運転手が依然行方不明となっている。
蘇花公路では、最もひどいところで約500メートルに及び道が土砂に流された。弘泰旅行社のバスに乗っていた乗客19人は既に救助され、相次ぐ落石に危険を察知した添乗員の女性と運転手が、まず乗客をすべてバスから降ろしたと当時の状況を話す。しかし、乗客が降りきったところで落石に押されるかたちでバスが崖から転落。乗客たちは2人を助けようと手を伸ばすも間に合わなかったという。
「落石が相次ぎまるで地獄のようだった」と話す乗客たち。道がなくなり救助を待つ間、「運転手とリーダーは自分もお腹が空いているのに乗客たちに食べ物を分けてくれた」と目を赤くする。取材した現地メディアの“台湾にまた来たいと思うか”という問いには、「台湾人はこんなにも素晴らしい。きっとまた来る」と口を揃えた。
台湾ではこのほかにも、宜蘭県蘇澳鎮にある白雲寺近くの民家が土石に埋まり9人が生き埋めとなり、既に7人の遺体が確認されている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)