韓国のすっぴんブームが火付け役となり、“手軽に素肌美人になれる”と韓国だけでなく日本、台湾でも爆発的人気を得た韓国コスメ「BBクリーム」。先日、そのBBクリームを塗った女性がブラックライトを使用しているクラブに行ったところ、顔が青白く光り、「舞妓さんみたい」と笑われてしまったという。

この女性が使用したBBクリームは、紫外線から肌を守りながらメイクまでのステップが完了するというIPKN（イプクン）の『Multi Make Up Finish』。台湾のメディアが調査したところでは、IPKNのBBクリームは、韓国のBBクリーム市場でのシェアは第4位。台湾には今年1月から大手薬局チェーンである『COSMED（康是美）』で独占販売されていた。

ブラックライトで光ったことについて、他社数社のBBクリームとともに紫外線を照射し、その反応をみたところ、問題の商品だけが強烈な蛍光反応を示した。BBクリームに蛍光剤が含まれていたことについて、ある皮膚科医は「蛍光剤は化粧品の原料によく使われる」と話す。“美白効果がある気にさせる”ことができるからだそうだ。更に、化学系の専門家によれば「蛍光剤は日に当たり加熱されるとメラミンを放出し肝臓や腎臓に危害を及ぼす可能性がある」と言い、ひどければ癌に至る可能性も指摘する。

現在の台湾には、化粧品への蛍光剤含有を明確にするといった法律はない。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）