南アフリカのムタタ（Mthatha）というエリアで、体の一部が結合している双子が誕生した。驚くべきことに、このエリアでこのような結合した双子はここ6ヶ月で3例目だという。

母親（31）は木曜日の朝に病院に到着、妊娠27週だったが腹部の痛みが激しく午前11時半に双子の男の子を出産した。子供の体が結合していることは出産後に発見された。双子の体重は2人合わせてたったの2kg、臍の緒を共有しており、腹部が結合していた。肺の機能がやや発育不全だが基本的には健康だそうだ。双子は現在酸素吸入をしているものの、気持ちよさそうに寝ているという。

医師は、さらなる検査をしてみる必要はあるが、現在のところ双子は命に関わるような臓器を共有していないだろうと述べている。

東ケープ州保健省によると、ムタタ周辺で体の一部が結合している双子が生まれたのは今回で3例目だそうだ。最初の双子は共有している臓器が生命維持に必要な器官だったため生き延びることができなかった。2例目の双子は母胎内で体の一部が結合していることが発見されたが数ヶ月後に生まれることなく死亡した。

同じエリアでこのような双子が生まれるのは不思議なもの。水質や空気の調査を行うなどして原因があるなら解明してもらいたい。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）