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コンゴ民主共和国東部でガソリンを積んだタンカーが転倒、引火し爆発した。これによる死亡者は230名、負傷者100人以上の大惨事となった。転倒の原因は紛争後も手付かずのまま残っていたひどい道路状況と考えられている。
横倒しになったタンカーは真っ黒、周りのお店も真っ黒、道は死体で覆われていた。死体は身元が確認できないほど焼け焦げているものがほとんどだそうだ。
金曜日の夕刻、コンゴ民主共和国の東部にある南キブ州で、ガソリンタンカーが転倒、ガソリンが流出し爆発、周りは一気に火の海となった。死者は現段階で230名、負傷者は100名以上いる。病院では火傷を負った人々がベッドで放心状態になっていた。また、道路には焼け焦げた死体が転がり、人々は恐怖のあまり涙もでなければ話すことすら出来ないほどだった。
死者のうち数名はタンクから溢れ出たガソリンを盗もうとして、火に包まれた。また、ワールドカップのガーナ-ウルグアイ戦を見に映画館やバーへ駆けつけていた多くの人々も犠牲者となった。
コンゴ政府は弱体化しており、救援できる設備が不足していたため、国連平和維持軍が出動、ヘリコプターで負傷者を病院まで運んだ。病院でも人材不足のため、援助団体が応急手当の援助に駆けつけた。
タンカーが転倒した原因は、道路状況が劣悪だったためと考えられている。数年前の紛争でダメージを受けた道路が整備されておらず、このエリアでは誰もが知っている『走りにくい道』だったそうだ。
逃げ遅れた人の多くは女性と子供、道が劣悪なために人生を絶たれてしまった。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)