赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
Rank.1
テーブルマウンテンやライオンズヘッドが一望できる美しいブローバーグ(Blouberg)ビーチには昨年9月から『Seli1』という大型船が座礁していた。この大型船を解体していたところ、誤って火災が起こった。
ケープタウンのポストカードに必ずある「テーブルマウンテンが一望できる」場所として有名なブローバーグビーチ。
昨年9月に大型船『Seli1』がビーチから100メートルほどのところで座礁、船会社が倒産したためビーチに放置されたままの状態であった。今回、この船を解体するべく業者が乗り込み作業を行っていたところ、突然発火した。発火時、作業員は21名乗船しており、Marine Electrical Technical Servicesという業者の4名は煙を吸い込み病院へ搬送された。原因は現在解明中だが、どうやら解体作業中のアクシデントによるものと考えられている。
南アフリカ海洋安全当局ではこの火災は”祝福の炎”と見ているようだ。この火災のおかげで、船内の食堂やエンジンルームに残留していたオイルや燃料用石炭が燃え尽きたからだそうだ。そして、祝福の理由はもうひとつある。通常、大型船解体は長期作業となるが火災のおかげで作業はスピードアップ、数ヶ月のうちに作業は終了する見込みとなった。
何百人もの野次馬が夕刻に燃えさかる船尾を眺めていたそうだ。しかし、住民たちにしてみればこの火災は大迷惑、ぶ厚い黒煙と焦げ臭い悪臭が北西の風に押されるように陸へ流れているからだ。
約10ヶ月間座礁していた大型船はどうやら今年の夏までにはなくなり、ビーチで泳げるようになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)