発酵した梨を食べた野生のリス、酔って放心状態に(米)<動画あり>
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台湾基隆市で、1人の女が隣人の財産に目をつけ、遺言状を偽造する事件が起きた。重病のために入院した隣人宅に忍び込み、印鑑や権利書などを盗んだ女。パソコンを使って、自分に遺産が分配される内容の遺言状を偽造した。偽の遺言状に書かれた女の相続分は、現金300万元(約850万円)と家一軒、及び乗用車一台だった。
隣人の遺産にあやかろうとしたこの女は陳榮蘭(44歳)。08年6月末、1人暮らしの隣人男性が重度の蜂巣炎(ほうそうえん)のために入院すると、犯行に及んだ。一ヶ月後、男性が亡くなると遺言状を持ち出し、内容の執行を要求。しかし、家族の死後、遺言書を持って突然現れた正体不明の女の要求。遺族が不審に思うのは当然だ。民事訴訟まで起こし、執拗に自分への分配を請求した女に対し、遺族が疑いを深め告訴した。
審議の結果、男性は生前にパソコンを使う習慣がなかったこと、960万元(約2千700万円)の定期預金の分配について一言も触れられていないこと、サインの筆跡に違和感があること、遺言状が入っていた袋に男性の指紋がないこと、が明かされた。あっけなく嘘を見破られたにも関わらず、女は犯行を否認。しかし、裁判官は偽造文書及び、偽造有価証券の罪で懲役5年の判決を下した。
“遠くの親戚より近くの他人”。頼りになるはずの隣人の犯行。なんとも世知辛い世の中である。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)