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3日正午、台中県梧棲鎮の工事現場に泥棒が侵入し、電線を盗もうとしたが失敗し逃走。駆けつけた警察が付近を捜索したところ、現場から100メートル程離れた空き家のトイレに隠れているところを発見、逮捕した。逮捕の決め手になったのは、泥棒の名前入り道具だったという。
警察の調べでは、逮捕されたのは窃盗前科のある51歳の男で、高値で売れる電線を盗みに入ったが、電気回路に詳しくないため経路を誤って切断し停電を招いた。原因を調べていた工員が配電盤近くにいる男に気付き、不審に思って尋ねると、男は「電気回路の検査に来た」と答えた。
工員が確認の電話をかけようとしたところ、焦った男が名前入りの“仕事道具”を置いて逃走したので、警察と工員たちが現場付近を捜していた。
発見された男は、初め事件への関与を否定していたが、警察が名前入り道具を見せ、指紋を調べれば分かると言うと、犯行を認めた。
男は調べに対し、「道具が盗まれたら困ると思い名前を書いた」と話したという。
泥棒なのに盗まれるのが怖いとは・・・・。
警察も思わず笑ってしまったこの泥棒。既に窃盗罪で送検されている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)