豪州発!Breaking News

writer : techinsight

【豪州発!Breaking News】最年少世界一周航海、少女(16)無事帰港。(豪)

最年少、独力世界航海を達成したオーストラリア人の少女 Jessica Watsonさん(16)が、210日間に及んだ航海を終え、5月15日、国民の絶大な歓迎を受けて、シドニーに帰って来た。

Jessicaさんの10.23メートルのヨット「Ella’s Pink Lady」がシドニー港へ着くと、オーストラリアKevin Rudd首相、NSW州知事、Jessicaさんの家族、友人、そして何千もの人々が大歓迎で出迎えた。

彼女は、世界一周23,000海里以上(約38,000km)を独力で航海した最年少となる。
Jessicaさんが上陸した際、オーストラリアKevin Rudd首相は彼女に「ヒーロー」と呼びかけた。しかし謙虚な少女は人々の歓声を前にこう語った。
「私は自分をヒーローとは思いません。私はただ、自分の夢を信じた普通の女の子です。」
「何か特別な事をするのに、誰か特別な人になる必要はありません。しなければならない事は、それを信じて、一生懸命努力することです。」
彼女がこの偉業を成し遂げた事により「何事にも不可能はない」ということを人々に理解してもらえたら嬉しいという。

「皆さんをお待たせしてしまって申し訳なく思っています。」メインセイルが破れてしまった為、帰港が遅れたことにも言及した。

Jessicaさんの母親Julieさんは、娘がシドニー港に入ってきた時、叫んだ。
「娘が帰ってきたわ! きっとやり遂げるだろうと信じていたわ!」

群衆の歓声は、Jessicaさんの23,000海里に渡る旅の終わりを示していた。
涙で潤んだ瞳の少女は、不安定な足元を家族に支えられながら、シドニーオペラハウスの外側を歩き、大群衆の前に立った。
「私は航海の瞬間、全てを楽しみました。」
彼女には既にあらゆるビジネスオファーが来ており、この先華々しいキャリアが待ち受けているようだ。
(TechinsightJapan編集部 Akiko Towner)