タマネギが一生の辛い思い出となったのは、殺された男性の母親。タマネギをめぐって男性はガールフレンドと口論、そして殺されてしまった。

男性の母親によると、長男エルビス（33）が殺されたのは土曜日の朝8時、彼の自宅で同棲しているガールフレンドのサマンサ（35）とタマネギをめぐって口論の末、刺殺されてしまった。

エルビスとサマンサの食事はいつもエルビスの母親が作っていたが、先週から自分たちで食事を作ると決めたため、母親はしばらく彼らの姿を見ることはなかった。

その週末の土曜日、母親のいとこから電話がありエルビスの自宅へ向かうと、エルビスが横たわり呼吸をしようともがいており、サマンサが彼を抱いていた。エルビスの出血があまりにも少なかったため、彼が死ぬとは誰も思わなかったそうだ。しかし、彼は息を吐き出すとそのまま亡くなってしまった。

その後警察が到着、サマンサを殺人の罪で逮捕した。
サマンサの供述によると、土曜日の朝、エルビスがタマネギを友人にあげようとしたことで口論となり、タマネギを友人に持っていかれたくないサマンサは思わず包丁で彼の心臓を刺してしまったということらしい。

エルビスの母親は、息子の死は辛いがサマンサを恨む気持ちはないと言っている。「去年のクリスマスにサマンサが来て以来エルビスは本当に幸せだった、死の前日にサマンサが食事を作ってくれたとエルビスはとても喜んでいた。サマンサを憎むことは出来ない。」と複雑な心境を表していた。

タマネギを持っていかれたくなくて人を殺してしまうほど、彼らは生活に困っていたのだろうか。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）