ワールドカップのために作られたケープタウンの新しいスタジアムで、日曜日に初めての試合が行われた。しかし残念なことに初めての死亡者が出てしまった。

南アフリカの週末はクリケットにラグビーそしてサッカーなどスポーツ三昧だ。特にラグビーは南アフリカの国民的スポーツ。日曜日に行われた初めてのケープタウンスタジアムでの最初の試合はラグビーだった。4万人が収容可能なスタジアムはほぼ満席、開会式でケープタウン市長や知事が挨拶、アフリカのダンスが披露されるなど和やかなムードで試合が始まった。

そんな中、60歳の男性が心臓麻痺で死亡してしまうという事態が発生した。男性は2時頃に心臓発作に襲われ、スタジアムの救急スタッフによる蘇生を30分間ほど行い、近くの病院に搬送されたが到着時に死亡が確認された。

男性以外にも17名が呼吸不全や胸の痛み、喘息などを訴えて、スタジアム内の救急センターに担ぎ込まれた。

ちなみに試合が始まったのは午後4時。午後2時に死亡した男性は試合を見ることが出来なかった。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）