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南アフリカの文化遺産のひとつロベン・アイランド(Robben Island)で、現在ウサギ猟を行っている。その数一晩80羽にも上る。
このウサギ猟は昨年の10月から始まった。島にいる動物たち、主にウサギや猫そして鹿が植物を食い荒らすため他の動物が餓死したり、島の歴史的建造物などの地下を掘り荒らすことが問題となり、猟を行うに至った。中でもウサギが最も多く、一時は25,000羽にもなったためにウサギが猟のターゲットとなった。ウサギ以外の野生の猫や鹿なども猟りの対象にはなっているが、鹿に関しては動物保護団体が殺すのではなく違う場所へ移すように要請してきた。猫は約40匹殺されている。猟は夜間に行われ、一晩平均80羽だという。
猟に参加している人々は、「倫理にのっとり、狩りを行っている。頭を撃ちぬくことで最小限の痛みしか与えていないはずだ。」と述べている。野生動物保護団体はこの猟をランダムにチェックしている。今までのところ乱獲をしているわけでもなく大丈夫だという評価を出している。
現在までにおよそ6,000羽以上のウサギが殺されている。殺されたウサギは皮を剥がれ、上質の肉はレストランへ売り、ほかの肉は福祉・生活保護関係の組織へ回されるそうだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)