アパートに彼氏が引っ越ししてきてから、飼い猫が次々に死んで行く。そんな異変に全く気づかなかったレイチェル ストレイトは子猫を次々にアニマルシェルターから引き取ってきた。しかしそれは彼氏に次の生け贄を捧げるようなものだった。

ショーンリンデがストレイトのアパートに引っ越してきた３日後からすでに異変は始まっていた。ストレイトの飼い猫二匹のうちクレオが乾燥機の裏で死んでいるのが発見された。クレオの口は洗剤で溢れ、顎や頭には打撲の後があった。その後もう一匹のゾイが重度の頭部外傷を受けて、安楽死処分になった。

二匹の謎の死に全くあやしまなかったストレイトは次に二匹の子猫を飼い始めた。しかし一匹の歩行がある日急におかしくなり、もう一匹は死んだ。子猫を動物病院へ連れていった時、リンデは「（子猫が）テーブルから落ちて、その後に呼吸が止まった」と獣医に話したという。その後再びストレイトは２匹の子猫を飼い始めたが、一匹は首を骨折して死亡し、もう一匹は行方不明になった。

連鎖するかのように死んでゆく飼い猫に飼い主であるストレイトでではなくASPCA（米国動物虐待防止協会）が不審を抱き捜査を開始し、ストレイトの同居人であり交際相手のリンデを動物虐待などの罪で逮捕した。

計６匹もの飼い猫が次々に死んでいったという事実をASPCAの捜査が始まってやっと事件として不審に思ったストレイトには呆れてしまう。
（TechinsightJapan編集部　村居唯衣）