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writer : techinsight

【米国発!Breaking News】上歯16本すべてを抜き取られた患者に200万ドルの賠償金

3本の上歯を抜く予定だったが、ミスによって上歯16本すべてを抜かれてしまった女性が歯科クリニックと担当医を告訴した。陪審員は“許されるべき行為ではない”として、クリニックに200万ドルの損害賠償金を支払うことを命じた。歯科での医療ミスによる巨額の賠償金が出るケースは珍しい。

サウスカロライナ州サムターに住むエリザベス スミスは2006年にセクトン歯科クリニックを訪れ、診察を受けた。担当医の診察と話し合いの結果上歯3本を抜き、部分入れ歯を取り付けることに合意した。しかし手術中に予定の3本を含む計16本の上歯を抜かれてしまった。上歯すべてを失ったスミスは食べ物を噛めず、話をする時は恥ずかしくて口を手で隠すこともあるという。

法廷で証拠として提出されたスミスのカルテにはミスをごまかす為に書かれたようなメモもあったが、クリニック側はミスを否定していた。セクトン歯科クリニックは1923年に開院し、高いレベルの技術とケアを求めてサウスカロライナ州外からも来院する患者がいるほど信頼のあるクリニックだ。しかし一方で“抜歯と義歯”で名が知れている一面もあった。クリニック側の弁護人は上訴もあり得るとコメントをしている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)