飲酒運転で免許取り消しになった男がビール欲しさに店に向かった。徒歩でもなく、バスでもなく、その男が選んだ交通手段は芝刈り機だった。

デニス クレトンは過去に飲酒運転で逮捕され、免許取り消し処分を受けていた。その後もクレトンは時折自家用芝刈り機に乗って、自宅近くの店にビールを買いに行っていた。セントクレア警察にクレトンらしき男が公道を芝刈り機で走行しているという通報があったが、その現場を捕らえられないでいた。

先週末の夜、近所の住人がクレトンが芝刈り機を運転していると警察に通報し、警察がクレトンを追跡することになった。住人の目撃によれば、芝刈り機に乗ったクレトンは他の車の間をジグザグに走行したり、また車相手に追い越しを試みていたという。

警察が公道を走行する芝刈り機を見つけて停止するよう命じたが、クレトンは無視してそのまま走行を続けた。車道から自宅の庭へ方向転換しようとした時に、店で買ったばかりの１２缶のビールが転げ落ちていった、と警官は話している。
（TechinsightJapan編集部　村居唯衣）