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メリーランド州バルティモアのスーパーに押し入った強盗が警官に頭を撃たれ、駆けつけた救命士によって現場で死亡が宣告された。しかしその30分後捜査中の警官が横たわったままの犯人がまだ生きていることに気づき、再び救命士を呼び出して、病院へ輸送する事態になった。
店に強盗が入ったという通報を受けて警官が駆けつけると、マスクを被った犯人が刃物のような物を向けながら突進してきた。警官が自己防衛として一度のみ発砲し、銃弾が犯人の頭を直撃した。その時犯人が持っていた刃物のような武器は長めのスクリュードライバーだった。
駆けつけた救命士が現場で犯人の死亡を確認し、消防署に帰ったもののすぐに同じ現場に呼び戻された。約30分前に死亡宣告された犯人は実はまだ生きており、すぐに近くの病院へ輸送された。その後の捜査で重症を負った犯人はマイケル クアーレスと判明した。クアーレスは窃盗、傷害、器物破損などの多くの犯罪歴があった。
バルティモア消防署スポークスマン ケビン カートライトによれば、担当した救命士や警官に事情聴取するなど内部捜査が進行中であり、救命士の手当等に不備はなかったかなどを調べている。捜査が完了するまで担当した救命士は現在別の部署に転任され、また発砲した警官は休職の処分を受けている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)