アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】なぜ狙われる?7日で7件。続発するショッピングモール強盗(南ア)

火曜日の朝、ヨハネスブルグの巨大ショッピングモールで7件目の強盗が起こった。7日で7件のショッピングモール強盗がヨハネスブルグで起こっている。強盗がショッピングモールを襲うには理由があった。

襲われたのはATMの現金輸送にきたセキュリティ2人。襲ったのは武装した4人の男、他の4人はショッピングセンターの外に車を用意して待機していた。救助隊が駆けつけたとき、セキュリティの一人は頭部から血を流しエスカレーターの近くに倒れていた。目撃者によると、セキュリティはエスカレーターの近くで発砲され、倒れこむ前にエスカレーターから這いずり降りたそうだ。彼は病院へそのまま空輸され、もう一人のセキュリティも病院へ輸送された。その後、頭部を撃たれたセキュリティは救命の甲斐なく死亡した。強盗はお金の入った袋と、セキュリティの持っていた銃を盗み逃走、依然逮捕されていない。

このようなショッピングモールでの強盗は、通常はクリスマス前後に起こりやすいのだが、この時期にしては多いそうだ。これは不景気による影響で、人々に生活の不安を与えているからだと分析する経済学者もいる。

また、強盗もショッピングモールを襲う理由があるようだ。

最近の現金輸送車は装備が重厚で襲いにくく、またセキュリティガードもより訓練されているため強盗としては相手が悪いので、自然と襲撃しやすいターゲットの方へ行く。ショッピングモールを襲撃する強盗は、重装備でライフルを持っている。強盗はセキュリティをライフルで撃ち、お金を盗むという大胆な方法をとる傾向になっている。ライフルを使うことに迷いはないそうだ。

日中の襲撃に、ショッピングモール利用者だけでなく、店主たちも衝撃を受けている。7日で7件の強盗・・・セキュリティの強化だけでは事態は収束しないだろう。

(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)