アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】警察の到着に2時間。14ヶ月双子が大やけど。(南ア)

ヨハネスブルグで金曜日の午後、火災があった。家はほぼ全焼、中には14ヶ月の双子を含む家族4人がいた。この火災の原因は今のところ不明だが、痴情のもつれという見方もある。

父親によると強盗は4人、金曜の午後に押し入られ、4人の手足を縛り家に火をつけたそうだ。父親が紐を解きセキュリティに連絡、炎に包まれた女性と双子を助け出し4人は病院へ空輸された。父親を含む4人は火傷の具合がひどく、危険な状態にあるという。特に双子の女の子の一人は煙を吸った量が多く、一番ひどい状態だそうだ。

この家族は家のオーナーのもとで働いており、オーナーはその頃仕事で外出していたため被害は免れた。そして特に盗まれたものはないそうだ。家には無理やり押し入った形跡がないことから、内輪もめの末の火災か武装した強盗によるものと警察では見ている。

さらに近所の人によると、被害者の一人である女性は双子の母親ではないと言う。双子の本当の母親はサンゴーマと呼ばれる呪術医になるための研修で家を開けている。被害に遭ったのは双子の面倒を見ていた女性だが、父親と不倫の関係になっていた。双子の母親はそのことについて気づいていたそうで、なんらかの揉め事があったのではないかと家族を知る人は見ている。

ちなみに警察が到着したのは火災が起こってから2時間も後、ラジオで火災のニュースを聞いてから駆けつけたそうだ。警察によると、警察の無線が機能しておらず、携帯のショートメールで連絡を取り合わざるをえなかったからだと述べている。

一方、火災のエリアの人々は警察の到着が遅いことには全く驚いていない。警察が事件直後に来ることはまずありえないというのは周知の事実のようだ。このエリアではここ数ヶ月で強盗が何件も発生しているが、警察が来る頃には犯人はすでに逃走している。あまりにも治安が悪くなっているので秘密裏に銃を購入した人もいるほどだ。

世界で一番治安の悪い街、ヨハネスブルグでは警察があえて介入しないということも多いそうで、ギャングが町を守っているという場所も少なくない。

日曜日の午後の時点で、女性の死亡が確認されている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)