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ジンバブエの首都ハラレから南へ向かう道でバスとトラックが衝突。33人が死亡した。この道は、ジンバブエ大統領夫人が死亡した場所。呪われた道なのか、ジンバブエの道路事情によるものか。
事故はバスが追い越しをしようと車線変更したところ、対向車線のトラックと衝突したもの。トラック運転手は即死した。衝突後バスが横転したことによってさらに被害は拡大、負傷者が病院へ搬送されたがバスの乗客32名が死亡した。バスは首都ハラレから南部の町マシビンゴまで走る大型長距離バス。日曜日ということもあって、バスは満席だった。
ジンバブエの交通事故による死亡者は実はかなり多いそうだ。主要道路ですら破損したままの状態であったり、大きいくぼみが道路のいたるところにあり、何年も整備されていなかったりと環境は最悪だ。また、車自体も規制がないといってもいいほどなので、走行に全く適していない車が自家用車だけでなく、搬送用に使用されているそうだ。
今年の3月6日にジンバブエの大統領の運転する車が事故に遭い、大統領が頭部を負傷、大統領夫人が死亡するという惨事が起こったのもこの道路。一時は暗殺かと危ぶまれたが、やはり事故だった。
独裁政治の成れの果てが、今頃になっても死亡事故として引きずられている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)