タイでは連日、パンダの赤ちゃんに関するニュースが報道されている。今月4日からは、赤ちゃんは一般公開され、その愛くるしい姿を一目見ようと大行列ができている。
そんななか、現在タイで人気急上昇中のテニスプレイヤーも、パンダの赤ちゃんを見物した。
その選手は、ノッパワン・ルートチーワカーン選手(通称ノック)である。
彼女は、今月4日に、ウィンブルドン選手権ジュニア女子決勝において、見事優勝を果たした選手である。
ウィンブルドンでの優勝という快挙に、タイ国民は沸きあがり、現在ノッパワン選手はヒーロー的な存在となっている。ノッパワン選手の行動は、日々、メディアで取り上げられ、そのため彼女の人気は日に日に高まっているのだ。
そのノッパワン選手が13日、チェンマイに訪れ、パンダの赤ちゃんを見物した。
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ノッパワン選手は、パンダの赤ちゃんを見て、そのかわいさに感激したようだ。また、チェンマイ動物園からの特別なプレゼントともいえようか、本来は触ることが許されていないパンダの赤ちゃんを抱かせてもらったのである。
というのも、ノッパワン選手は実はチェンマイ県の出身なのだ。そのため、ウィンブルドンでの優勝という快挙は、県にとっても一種の誇りなのである。
こうして、パンダの赤ちゃんを見物した後、ノッパワン選手は地元に戻り、親戚や旧友と久しぶりの対面をはたし、優勝と再会の喜びを分かち合った。優勝の祝いと喜びで、友人たちや親戚の中には涙を流していたものもいたという。彼女を幼い頃から知る地元民だからこそ分かる彼女のテニスにかける情熱や苦労をくみ取った上での対面だったといえるのではなかろうか。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)