動物園で自撮りした男性、横にいたペリカンの行動が爆笑を呼ぶ(中国)<動画あ…
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7月24日の午後、ケープタウンのタイガーバーグ・ホスピタルで生後2週間の子供が誘拐された。白昼堂々の犯行に誰もが驚く中、セキュリティに大いに問題があることが発覚した。
生まれたばかりということで写真もなく、母親は出産以来意識が回復していない。誘拐されたのは見舞い客が訪れる日中だったが、看護婦も助産婦も誰一人として犯行に気づかなかったという。身代金の要求もなし、赤ちゃんの行方も依然として不明だ。警察では病院関係者がこの事件に関わっていると見て捜査を進めている。
一方、問題となっているのが院内のセキュリティ。ガードマンがいるというものの、管理はかなりずさん。あるテレビ局が隠しカメラで潜入したところ、誰にも止められず新生児室に入ることが出来てしまった。通常ならば新生児室に入ることができるのは両親または2親等までと決められている。そのほかの産婦人科に訪れる者は入り口で名前を記入し、院内スタッフ付き添いで部屋まで通されるという病院が多い中、赤の他人が軽々と侵入できたことにケープタウンの名誉知事へレン・ジルは驚愕、さっそく病院を視察した。
西ケープ州は年間何百万ランドもの資金を投じて病院のセキュリティに努めている。タイガーバーグ・ホスピタルでも年間600万ランド(日本円約7200万円)でセキュリティ会社と契約しており、日中44名、夜間38名で管理されている。
44名ものセキュリティの目と、院内に複数設置されているカメラからも逃れられた犯人はいったい新生児をどうするつもりなのだろうか?
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)