米国発!Breaking News

writer : testjournalist

【米国発!Breaking News】子供のイタズラから携帯電話を守れ!苦肉の策とは。

まだ言葉も話せない子供だからと油断して、親戚の子に携帯電話で遊ばせたが最後、その油断の隙に携帯電話を落とされたり、よだれまみれになって返還されたりと災難にあった人も多いのではないだろうか。小さくて、音が鳴り、時々光りもする携帯電話に子供は興奮するばかりである。そんな災難防止にと携帯電話用ソフトウェアや3歳児以下向けの小型電話が開発されている。

子供の行動はつねに予測不可能だ。ジル フォンドリストがよそ見をしている間に1歳半の息子が911(警察)に電話をしてしまい、気づいた時には警察が家の玄関をノックしていた。フォンドリストは「うちの一番下の息子を指差しながら、駆けつけた警官に言ったの。“あれが犯人よ。ほら。あの子もう連れてって。こっちは睡眠不足で大変なの”って。」と呆れていた。

マーコ ニールソンも被害者の一人だ。三歳になる息子に携帯電話を遊ばれ、メールを削除されたり、適当にボタンを押されて誰かに電話をされたりもした。グーグルでソフトウェア技術者として働くニールソンは子供のいたずら防止用にグーグル アンドロイドで使用できる“Toddler Lock”というソフトウェアを開発した。子供は携帯のスクリーンでお絵描きを楽しむ一方、それ以外のすべての機能はロックされるのでいたずら電話やデータ削除の心配はない。他にも同じようなソフトウェアを I-Phoneでダウンロードできる。

アメリカ大手玩具メーカー LeapFrogは3歳以下の幼児を対象にした小型電話を発売予定である。制作者の一人ジム グレイは「(子供に)トイレに落とされた悲惨なI-phoneの話はよく聞いている。」と言った。この製品はおもちゃ電話でありインターネットの機能はないが、犬のキャラクター“スコット”との会話ができる対話機能がある。LeapFrogの製品は本物の携帯電話のように音楽やゲームの機能も搭載している。子供とは周りの大人がすることをしたがるので、親が使う電話を好むものであるとグレイは話している。果たして子供達はLeapFrogのおもちゃに満足するのか、それともやはり本物を選んでしまうのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 村居 唯衣)