先日、チェンマイ動物園にて、タイで初となる赤ちゃんパンダが誕生したことをお伝えした。その赤ちゃんパンダが、生後9日目にして、四つ足で立てるようになったという。また、赤ちゃんパンダのために、約1億8千万円の総工費をかけてあるものが建設されている。
このパンダは、先月27日、父親の「チュアンチュアン」、母親の「リンフイ」の間に生まれたメスである。生まれたときは、体重が235グラムであったが、生後1週間以上が経過して、100グラム以上増加したという。
(C)Matichon Public Co.,Ltd.
生後9日目をむかえてこの赤ちゃんパンダは、画像でもお分かりいただけるように、四つ足で立てるようになったとともに、耳の黒さが際立ち始めてきている。今後、徐々にパンダ特有の模様がはっきりしてくると考えられている。
そんななか、今回、パンダ専用スノードームの建設がチェンマイ動物園にて準備されている。その名も「雪の家」である。家の概観は中国の万里の長城がモチーフとなっている。
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また、パンダの故郷の環境を再現するため、人口雪が運ばれて、室温は-5度に保たれる。建築費用は6000万バーツ(約1億8千万円)かかっている。
「雪の家」は、タイの人々に人口雪を体験してもらうために7月より一般公開され、その後、来年以降にパンダの一家が入居する予定になっているという。
タイのメディアは、すくすくと成長する赤ちゃんパンダの様子を連日伝えている。
また、パンダ一家のための家の建設も行われていることからも、今、タイの国民がいかに赤ちゃんパンダに注目し、熱狂しているかがうかがえよう。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)