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writer : saku

【海外発!Breaking News】保護されたビーバーは「野生に返すべき」「今は危険」 意見対立もその運命が決まる(米)<動画あり>

同局からニビを強制的に連れていくことを示唆する手紙が届いたため、センターは緊急差し止め命令を要請した。その結果、法廷審理が設定された。

この騒動はネット上で話題となり、「ニビをセンターに留まらせるべきだ」とのオンライン署名運動には2万9千人以上が参加した。さらに多くのメディアで報道されると、今月3日、マサチューセッツ州のマウラ・ヒーリー知事(Maura Healey)が介入し、ビーバーについて一般の人々に啓蒙活動を続けるための“教育用ビーバー”として、ニビがセンターに留まれるよう正式な許可証を発行した。

ニビがセンターに留まれるように許可証を発行したマウラ・ヒーリー知事。SNSで「許可証を発行できたことを嬉しく思います」と綴った(『Governor Maura Healey Facebook「Nibi has captured the hearts of people in Massachusetts and around the country」』より)

センターでは今後、ニビを教育用ビーバーとして学校など公共施設に連れて行くことを考えているそうで、ジェーンさんは次のように明かした。

「ビーバーの問題を抱えている町にニビを連れて行きたいと思います。ビーバーの安楽死を検討している町もあるのです。」

「ニビはみんながビーバーを好きになる手助けができます。すでに多くの人々の心をつかんでいるのですから。」

現在、センターではニビと人間との接触を減らすよう努めており、将来的には野生に戻される可能性もあるとされている。ビーバーは通常、2歳から3歳で親から離れるため、今後1年間でニビがひとり立ちすることが期待されている。「ニビのホルモンバランスが変化すれば、野生に戻りたがるようになるかもしれません。その時が来ることを私たちは願っています」とスタッフは話している。

画像は『Newhouse Wildlife Rescue Facebook「MassWildlife has officially denied Nibi as an educational beaver.」』『Governor Maura Healey Facebook「Nibi has captured the hearts of people in Massachusetts and around the country」』より
(TechinsightJapan編集部 SAKU)

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