米アラスカ州にあるカトマイ国立公園では毎年、「ファット・ベア・ウィーク(Fat Bear Week)」が開催されている。これは公園内のクマたちが冬眠前に体重を増やす様子を観察し、ライブカメラの視聴者が冬眠に最も適した準備を整えているクマに投票し、「最もふくよかなクマ」を称えるコンテストだ。しかし、今年は2頭のクマの間で喧嘩が発生し、そのうちの1頭が命を落としたため、コンテストの開催が1日遅れた。米ニュースメディア『CBS News』などが報じた。
米アラスカ州のカトマイ国立公園に棲むクマたちが、冬眠前に体重を増やす様子を祝う恒例のコンテスト「ファット・ベア・ウィーク」では、自然や動物に関するライブカメラ映像を提供するウェブサイト「Explore.org」を通じて視聴者が最も冬眠に向けて準備が整っていると思うクマに投票する。数回の投票ラウンドが行われ、最終的に「最もふくよかなクマ」が選ばれる。米ニュースメディア『The Washington Post』によると、このコンテストは2012年からライブ配信され、毎年1,000万人以上が、クマたちが太っていく様子を視聴しているという。
今年は、9月30日にコンテストのトーナメント表が発表される予定だった。
米ニュースメディア『CBS News』によると、同国立公園内のブルックス川で、“469”(またはパッチーズ/Patches)と呼ばれるオスと、“402”と呼ばれる年老いたメスの間で喧嘩が発生し、そのうちの1頭が死亡した。この出来事はライブカメラに捉えられていた。
『The Washington Post』では、2頭とも噛みつき、互いに激しく攻撃していたと伝えており、