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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】子どもたちの目の前で犬を射殺 警察官の対応が物議を醸す(米)<動画あり>

2発の銃声が鳴り響いた。イーサンさんがミストに向かって発砲したのだ。銃声の直後、ミストは苦しそうな鳴き声を出しながら走り、家の前で倒れ込んでしまった。苦しそうにもがくミストの姿を見たドンさんの妻は「オーマイガー!」と何度も叫び、水色のTシャツを着た男児は両手で顔を覆い、泣き叫んだ。その後、ミストはそのまま息絶えてしまった。

銃撃を受けたミストは、苦しそうな鳴き声を上げながら走り回った。最終的に家の近くに倒れ込むと、そのまま息を引き取った(『Don Hesseltine X「I’m at a loss for words.」』より)

ドンさんは、ミストに向かって発砲したイーサンさんの行動に納得しておらず、「ミストは通報された犬ではなかったのに、銃を引き抜いてミストを処刑することが最善の方法だったんですか?」と批判した。

ドンさんが監視カメラの映像をSNSでシェアすると、「これは見ていて辛すぎる」「この警察官を訴えるべき」「もし自分の犬が同じことになったら、ただでは済まないよ」「子どもたちはトラウマになってしまっただろうに」「この警察官を今すぐに解雇するべき」など、イーサンさんの対応に非難の声が殺到した。

この件に関して説明責任を求めるための署名活動が行われ、4000件以上の署名が集まるほどの騒動となった。

これを受け、ダベンポート警察はイーサンさんへの聞き取り調査を行い、8月28日にその結果を公表した。発砲直前のミストの様子について、イーサンさんは次のように説明している。

「犬は全速力で私の方へ駆け寄って、攻撃的な様子で吠えており、女性が『オーノー!』と言ったのが聞こえました。私のニオイを嗅いでどこかへ行ってくれるのを願い、左腕を出しながら後ろに下がりました。しかし、犬の吠える声が威嚇するような吠え方に変わったのです。」

「犬は歯をむき出しにして、口から唾液が垂れているのも確認できました。犬は何度も私に突進して噛みつこうとしてきたので、繰り返し避けました。大怪我をしてしまうのではないかという恐怖に襲われ、拳銃を引き抜いてさらに後退しました。それでも犬は突進し噛みつこうとし続けたので、私は2回発砲し、犬を射撃しました。」

ダベンポート警察は、イーサンさんのボディカメラの映像を確認し、「証言内容と一致しており、正当な行動だったと見られます」と述べている。

なお、今回の件が大きな騒動となった理由は、もう一つの要因があった。イーサンさんは、7月13日に一般人の犬をパトカーで轢く事故を起こしていた。

愛犬をパトカーに轢かれてしまったセエドワード・スピアーズさん(C’edward Spears)は7月13日夜、ゴミ出しのため愛犬と一緒に外へ出た。そこにパトカーに乗ったイーサンさんが現れたため、セエドワードさんは「リードをつけていないので、気を付けてくださいね」と愛犬を誤って轢かないように伝えたが、結局愛犬はパトカーに轢かれて命を落としてしまったと報道されている。

この時の様子はボディカメラが捉えていたが、無線で応援を求めるイーサンさんが「ちくしょう」と言い放つ声や、セエドワードさんに対して「だから犬にはリードをつけてなきゃだめなんですよ」とイーサンさんが話しかける声も確認された。

ダベンポート警察は、2件ともメディアに報じられている事実を認識しており、「これらの件を悪意のある行動だと誤解させるような試みは誤りです。該当の警察官やその家族に対し、SNSで誹謗中傷を行うのは間違っていますし、非常に不適切なことです」とコメントを公表している。

ちなみに2022年10月には米マサチューセッツ州で、攻撃的な飼い犬に襲われかけた警察官が犬を射殺した。こちらのケースでは、「正しい判断だった」と警察官に擁護の声が寄せられていた。

画像は『Don Hesseltine X「I’m at a loss for words.」「Heres is the West Ally view, perhaps it lets add a little context to the events that led up to the shooting …」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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