米ワシントン州キトサップ郡で12日朝、ブレマートン・マリーナの桟橋を歩いていた親子がカワウソに襲われた。カワウソは幼子を水中に引きずり込むなどして攻撃を続け、後に捕獲された。米ニュースメディア『ABC News』などが伝えた。
ワシントン州魚類野生生物局(WDFW)は12日午前9時30分頃、ブレマートン・マリーナで母子がカワウソに襲われたとの一報を受けた。
母親によると、桟橋を歩いていたところ、突然、幼子がカワウソに水中に引きずり込まれたという。子供は少しして水面に浮上し、母親は水中から引き上げることができたが、その間もカワウソは攻撃を続け、自身も腕を噛まれて軽傷を負った。
さらにカワウソは、桟橋から逃げようとする母子を追いかけて襲ってきたそうで、子供は頭頂部や顔、脚に引っかき傷や噛み傷を負い、シルバーデールにある病院で治療を受けた。
WDFWの局部長ケン・バラージュ氏(Ken Balazs)は今回の件を受け、母親の素早い行動を称えるとともに、子供の回復力の早さを指摘し、「被害者が軽傷で済んだことを嬉しく思う」と語った。また、ブレマートン港のスタッフがマリーナを使用する人々と連絡を取り合い、素早く行動したことに感謝した。
WDFWはその後、米国農務省(USDA)野生動物サービスに連絡を取り、