明らかに様子がおかしかったという。ピートさんは、「ロイドは普段、物静かで礼儀正しい男だが、躊躇せず右フックをお見舞いしていたよ」と当時を振り返り、ロイドさんを“ヒーロー”と称賛した。
その後、サンフランシスコ警察が捜査を開始し、ガスバーナーを持っていた男はゼロ・トライボール(Zero Triball、38)と特定して拘留した。
近隣のビジネスオーナーによると、ゼロはカストロ地区で複数回にわたって問題行動を起こした過去があるという。同地区の商店会会長を務めるテリー・アステン・ベネットさん(Terry Asten Bennett)は、「あの男はこの近所で有名な人物です。暴力的な奴ですよ」と語る。
数年ほど前のこと、ゼロはテリーさんの店「クリフズ・バラエティー(Cliffs Variety)」にやって来ると、従業員を怒鳴りつけ、商品を投げつけ始めた。また、テリーさんの店の近所にある断酒のためのコミュニティセンター「カストロ・カントリー・クラブ(Castro Country Club)」では、2021年3月にゼロに対する接近禁止命令を取得したそうだが、その後は更新費用が高額だったため、更新を諦めてしまったという。
また、カストロ・カントリー・クラブでマネージャーを務めるブランドン・スタントンさん(Brandon Stanton)は、かつてゼロに支援サービスを提供した際、「この建物を燃やし、取締役を殺す」と脅されたそうだ。
なお、ピートさんは「観光客があのような体験をするのを見るのは嫌なんだ」と話している。ピートさんは、この地域でヌードでいることを当たり前にしたいと考えているが、反発を受けていると言い、「これまで何年も、私たちはヌードで過ごしてきました。私たちは普通の人間であり、何を着るべきなのかについて寛容な考えを持っているだけだと、地域の人たちに示そうとしてきました。私たちはただ、地域社会に貢献する良い住人として見られたいだけなんです」とコメントした。
今回のヌーディストが観光客を救うという珍しい光景を捉えた動画に、視聴者からは「これって現実なの?」「言葉も出ない」「クレイジーだ」という驚きの声や、「サンフランシスコなら驚かないね」「思わず笑っちゃったよ」といったコメントも寄せられている。
ちなみに2022年12月には豪ゴールドコーストにて、パンツ一丁で強盗5人と戦った男性の勇敢な姿を捉えた動画が話題を呼んだ。男性へ称賛の声とともに、その姿から“ミッキー”というあだ名が付けられていた。
NEW: San Francisco n*dists save a Brazilian tourist after a "pirate" tried blowtorching him.
This may be the most San Francisco thing I've ever seen.
The incident reportedly happened in the Castro district, a "gay-friendly neighborhood."
N*dists Pete Sferra and Lloyd Fishback… pic.twitter.com/TJlLLz6E18
— Collin Rugg (@CollinRugg) July 11, 2024
画像は『New York Post 「California nudists rescue tourist from blowtorch-wielding ‘pirate guy’ in caught-on-camera showdown」(facebook/petropolitan)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)