米ネブラスカ州の葬儀場で今月3日、スタッフらが遺体を移動させていたところ、息を吹き返したという驚きのニュースが届いた。地元の保安官は「31年間のキャリアで初めてのことです」と珍しいケースであると話しており、息を吹き返した女性は病院で治療を受けたものの、同日に再び死亡が確認されたという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
米ネブラスカ州ランカスター郡保安官事務所は今月3日、同郡リンカーンにある葬儀場「Butherus-Maser & Love Funeral Home」から「遺体が息を吹き返した」という通報を受け、現場に急行した。
息を吹き返したのは、同郡ウェイバリーの老人ホーム「The Mulberry at Waverly」に入居し、ホスピスケアを受けていたコンスタンス・グランツさん(Constance Glantz、74)だった。午前9時44分、コンスタンスさんは同老人ホームで死亡が確認され、遺体は葬儀場に運ばれた。
しかし午前11時43分、葬儀の準備をしていたスタッフはコンスタンスさんが息をしていることに気付き、「緊急事態が起きた」と通報した。スタッフがコンスタンスさんに心肺蘇生を施し、救急車が到着すると近くの病院へ運ばれた。病院で治療が行われたが、同日午後4時に再びコンスタンスさんの死亡が確認された。
ランカスター郡保安官事務所のベン・ハウチン主任副保安官(Ben Houchin)は、