米ミシガン州の裁判所にて先月15日に行われた法廷審問で、被告の男がオンラインで参加した。男は今回の件で免許停止処分を受けたにもかかわらず、運転中の車内から裁判に出席したのだ。担当した判事は「なぜ、彼がこのようなことをしているのか理解できない」と呆れていたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
驚きの事態は先月15日、米ミシガン州ウォッシュトノー郡の裁判所で発生した。当時、同郡ピッツフィールド・タウンシップで逮捕されたコリー・ハリス(Corey Harris、44)の法廷審問が行われていた。
コリーは、Zoomを使ってオンラインで出席する予定だった。開始時間前に裁判所にいるセドリック・シンプソン判事(Cedric Simpson)とコリーの弁護士はZoomを起動し、コリーの参加を待っていた。そして開始時間になると、Zoomの画面に車の運転席に座ったコリーの姿が映し出された。窓の外の景色は動いており、シートベルトをしたコリーは明らかに運転している様子だった。
セドリック判事が「ハリスさん、運転中ですか?」と尋ねると、コリーは「実は今、病院に車を停めようとしているところなので、少しお待ちください」と答えた。セドリック判事は「OK」と答えたものの、開いた口が塞がらない様子だった。
数秒ほど沈黙が続いた後、コリーは「ちょうど今、駐車しているところですよ~。はい、駐車が終わりました」と呑気な口調で駐車を終えたことを報告した。ミシガン州では、運転中に電子機器を使用してはならないという法律があり、セドリック判事は呆れて苦笑いしているが、