冷蔵庫の上に置いてあるものが目に入った。それはAmazonが開発したAIアシスタント“アレクサ(Alexa)”を搭載した、スマートスピーカー「エコードット(Echo Dot)」だった。ニキータさんは、アレクサに「犬が吠える音を流して」と指示を出した。そしてスピーカーから犬の吠え声が聞こえると、サルたちは犬がいると勘違いしたようで、怖がってすぐに家から出ていったのだ。
今回の件は、ムンバイを拠点とするインド財閥「マヒンドラ・グループ(Mahindra Group)」の会長アナンド・マヒンドラ氏(Anand Mahindra)の耳にも入った。そして、「ニキータさんが学業を終えたあと、彼女のリーダーシップスキルをビジネスで活かしたい」と話し、マヒンドラ・グループでの仕事をオファーした。
ニキータさんのことが複数のメディアに報じられると、「なんて賢い子なんだ」「13歳にして、冷静にこの対処ができるのはすごいよ」など彼女の咄嗟の行動に驚きや称賛の声が寄せられた。
ちなみに昨年7月にはスコットランドで、「アレクサ、助けを呼んで!」と6歳の娘がスマートスピーカーに呼びかけ、2度も母親の命を救ったというケースが注目を集めていた。
画像は『People.com 「Young Girl, 13, Cleverly Uses Amazon’s Alexa to Save Herself from a Monkey Attack ― Here’s How!」(PHOTO: COURTESY OF AMAZON)』『Business Today 「‘Alexa, bark like a dog’: How tech-savvy UP teen saved toddler from monkey attack」』『Sky News 「Glasgow schoolgirl saves mum by calling for help on Alexa device」』『Max Franklin TikTok』『Caters Clips YouTube「Adorable Baby Thinks Her Name Is Alexa」』『Aly Femia TikTok「Alexa, I need daddy」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)